ケース③／サービス会社経営者

3年前のこと。自分で起こした事業が順調に成長して人手が足りなくなったので、従業員を増やし、会社の規模を拡大することにしました。しかし、１年ほど経過した頃に突然、経営がガタガタになってしまいました。資金繰りが厳しくなり、売上も思ったほど増えず、赤字になってしまったのです。

そんな時に、資金繰りや事業計画・予算を一緒に考えてくれるサイオンアカデミーさんを知り、顧問をお願いすることにしました。当時はたくさんの課題を抱えていたのですが、「一気に解決するのは難しいので、１年かけてじっくりと取り組みましょう」と言われました。

「優先順位をつけるため」とのことで、社長の私や従業員がヒアリングを受けました。当初はこんなにゆっくりしていて大丈夫なのだろうかと正直不安だったのですが（笑）「まずは、資金繰りを楽にするために借入をしましょう」との提案を受けました。

借入で資金繰りに目処がついてホッとした後に、経費の内容を精査したところ、無駄な経費がたくさんかかっていたことが分かりました。従業員が増え、担当者が変わるうちに誰も使わなくなったのに
解約されていないソフトウェアの利用料などが嵩んでいたのです。

無駄を省いた後は、さらに利益体質にするに方法を一緒に考えてくれました。出た結論は「サービスの値上げをする」というもので、「人手が足りないのに利益が出ないのは、サービスの価値に比べて値段が安いからですよ」と励まされたのは、私にとって自信になりました。

１年が経過すると、売上には大きな変化はなかったものの、念願の利益がしっかりと出ました。今後は売上も伸ばして、事業をさらに成長させたいと考えています。従業員向けの研修もお願いし、従業員のスキルアップも目指します。