サイオンアカデミーの想い

こんにちは。
㈱サイオンアカデミー代表の神野美穂です。

この度は サイオンアカデミーに興味をお持ちいただき
ありがとうございます。

こちらでは 公認会計士でもある私がなぜ起業したのか・・・
その経緯と弊社のサービスにこめた想いについて
お話させていただきます。

サイオンアカデミーのミッション

「家庭」・「仕事」・「自分」
どれも大切にしながら、心地よいペースで、
社会に高い価値を提供したい

・・・そんな『しなやかな女性』を
パートナー企業と共に徹底的にサポートいたします

【努力して公認会計士になったけれど・・・・】

私は 高校生の時からこう考えていました。

「将来は育児もしたいけれど仕事もしたい。
 そのためには何か資格を取ろう」

近年の女子学生は 幻の赤ちゃんを抱いて就職活動する
と言われますが いわばその「はしり」でした。

周囲の学生が楽しく遊んでいる大学時代
私は会計士試験の勉強を始めました。
勉強の甲斐あって会計士の試験に合格したとき
こう思ったものです。

「これで夢が叶った!育児と仕事は楽々両立できる」

しかし 現実はそんなに甘くはありません。
一心不乱に働く日々。
やりがいはありましたが 毎日クタクタでした。
ハードな仕事 そして勉強 仕事 勉強・・・

4年ほどが経過したある日 気付いたのです。
これは自分が望んだ生活ではない と。

当時 私は新婚で夫と暮らし始めていました。
楽しいはずの新婚生活。
しかし 現実は仕事に忙殺されてゆっくりと
夫婦で話す時間もありません。
語らいの場であるはずのソファには
取りこんだまま畳む間もない洗濯物が積みあがっています。

洗濯物の山から 今日着るための服を抜き出しながら
私はハッキリと自覚しました。

自立のために取得したはずの資格に
逆に振り回されているということに。

私は 先のことも決めずに大手監査法人を退職しました。

【表面的には順調だけれど・・・】

大手監査法人を退職後も ありがたいことに
お声掛けいただき お仕事は必要なだけありました。
非常勤の監査のお仕事がメインです。
プライベートでは二人の子どもを授かりました。

育児中心で 自分が働きたいだけ働く。
表面的には順調そのものに見えたことでしょう。

けれど 心の中には常に小さな迷いがありました。
目の前にある仕事をひとつひとつこなしていく中でも
迷いはなくなりませんでした。

充実している
でも 先が見えない
10年後 20年後が見えない
私がしたいこと しなければならないことは
他にあるのかもしれない

忙しい暮らしの中 私は問題を先送りしていることに
どこかで気付いていながら 目をつぶっていました。

【前進しているつもりが、立ち止まっていたと気付いた「あの日」】

明確な目的はなくても 日々が充実して楽しいのだから
これはこれでいい・・・・
どこかでそう思っていた私が
現実と向き合うきっかけとなったのは
2011年3月11日に起きた東日本大震災でした。

近しい家族や友人が大きな被害を受けたわけではありません。
けれど 東日本大震災が起きたことで 多くの方と同じように
私の心の中に大きな変化がありました。

当時 私は二人目の子どもを出産した後で
仕事をお休みしていましたが 復帰は決まっていました。
それまでのキャリアをいかした監査のお仕事です。

しかし震災後 私は仕事復帰することに
強い抵抗を感じている自分に気付いたのです。

震災による混乱の中
「子どもたちと一瞬も離れたくない!」
という気持ちが働きたい気持ちを上回っていたのです。

そんな自分を 私は プロフェッショナルとして恥じました。
混乱のさなか 家族と離れて職務を全うしている人がいるから
日本社会は回っている。
それなのに自分は 仕事から逃げたいと感じていたのです。

私は
「子どもを預けて働く」
ということがどういうことなのか
改めて向き合うことにしました。

また それまで自分がしてきた仕事についても考え直しました。
監査は 社会的に必要とされる有意義な仕事です。
それなのになぜ 自分は職務を全うする覚悟が出来ないのか。

逃げずに 真剣に 自分の迷いと向きあうことにしたのです。

【私が笑顔にしたいのは『働く母』】

考え抜いて出た答えは以下のようなものでした。

「監査は社会的正義のためのお仕事であり
 目の前に喜んでくれるお客様がいない。
 私は お客様の笑顔のために働きたいと考えている。
 監査は私の天職ではない。
 お客様を笑顔に出来るような仕事
 お客様の問題解決を可能とする仕事をしたい」

そして 私が誰よりも笑顔にしたい
「お客様」
は 自分と同じ『働く母』だと確信しました。

母が笑顔ならば
子どもも 笑顔になる

母が覚悟を持って仕事に取り組めば
子どもも 母と離れても楽しめる

母が誇りを持って働いていれば
子どもも 働くことを貴いと理解してくれる

だから私は『働く母』を支えることを使命としよう

そう覚悟を決めました。

【企業と『働く母』をつなぐサイオンアカデミーの設立】

そんな使命を果たすために設立したのが
株式会社サイオンアカデミーです。

私のように 葛藤しながら それでも
「家庭も仕事も同じくらい大切にしたい」
「自分の人生を充実させたい」
と考える『働く母』をサポートするための会社です。

「働く母」をサポートする方法は多々あります。

・公的な支援を充実させる方法
・働く母の教育・啓発を行う方法
・社会の意識を変える方法
・自ら起業して働く母にとって必要なサービスを作る方法

など・・・多岐に渡ります。

そんな中 私が出来ること 私にしか出来ないことは
「企業と『働く母』をつなぐこと」でした。

公認会計士として 多くの企業に関与してきたキャリア。
個人として 『働く母』の実体験を有すること。

このふたつが 私の財産であり 経験だからです。

『働く母』を支えれば業績が上がる

私には ひとつの信念があります。

「『働く母』向けの商品・サービスを真剣に開発し
『働く母』の力を活用する企業は必ず 業績が向上する」

ということです。

国際的にはデータも出そろい
常識となっていることです。

サイオンアカデミーは『働く母』を応援する企業を
大切な「パートナー」と考えています。

企業の使命は 売上をあげ 利益をあげること。
それを実現するために『働く母』の力を活用してほしいのです。

国が女性活用を推奨しているから、ということとは
少し違います。
働くお母さんは大変だから助けてあげよう というのも
ありがたいですが(笑) 少し違うのです。

『働く母』を輝かせることで、業績が上がった!

そんな企業を一社でも多く生み出すことが
サイオンアカデミーの使命です。

もっとこの思いについて 根拠について
聞いてみたいという企業の皆様。
いつでもご連絡をいただければと思います。

「ママ士業の会」が起こすイノベーション

サイオンアカデミーの設立には
上記に加えて もう一つ 大事な要素がありました。
それは「ママ士業の会」の存在です。

「ママ士業の会」は 母親で、法律・会計専門家でもある
士業の女性で作ったコミュニティです。

震災後に発足し、会員数は100名を超えています。
私はこのコミュニティの代表を務めています。

「ママ」で「士業」というアンバランスとも見える
組み合わせが興味を引いたのか このコミュニティでは
面白いことがたくさん起こりました。

一人一人の力は小さくても
力を合わせると大きなイノベーションを起こせる

「ママ士業」での活動を通して
私はそんなことを実感し始めていたのです。

会計士としてのキャリア
個人としての『働く母』の想い
ママたちのネットワークの力

この3つを合わせて世の中に新たな価値を作り出そう。
そして 一人でも多く「働く母」を笑顔にしたい!
その思いが 会社設立の大きな後押しになりました。

【社名とロゴマークに込めた想い】

「サイオン(Scion)」は英語で「つぎ穂」「若枝」の意味を持ちます。
「アカデミー(Academy)」は「教育・研究機関」です。

皆さんは 「接ぎ木」をご存知ですか?

大地にしっかりと根を張った古い木の台木に
勢いのある若枝を つぎ穂として接ぐことで
双方の良さを生かす技術です。

私は 台木を 問題を抱えた企業
接ぎ穂を『働く母』と考えています

『働く母』という(潜在)顧客の意見を
企業に伝えるための調査・リサーチ業務。

『働く母』でもある女性専門家を講師として
企業研修を行う研修業務。

『働く母』と「企業」・・・
どちらも 弊社が「接ぎ木」をするように
丁寧にお引き合わせすることで より輝く。
そう信じています。

ロゴマークは 接ぎ木をモチーフに
シンプルで 信頼感のあるものを作成しました。
4本のラインで構成されたロゴマークは
右3本が台木を表し 左の1本がつぎ穂を表しています。

また 抽象的にアルファベットの「S」と「A」を
表しており、会社のアイデンティティを表しています。

カラーは 誠実さを表すマリンブルーと
爽やかで先進的な印象のスカイブルーを使用しています。

企業の理念が詰まった、自慢のロゴマークです。

【サイオンアカデミーは歩み出したばかりです】

弊社はまだ小さな 設立して間もない会社です。
これからもっともっと 結果を出していかなければなりません。

たくさんの想いを持つ『働く母』と企業を結び付けたい!
力を合わせて良質な商品・サービスを開発したい!
企業の価値を高めたい!
日本企業の国際競争力を高めたい!

本気でそう考えています。

同じ想いをお持ちの
企業様
働くお母様。

ぜひご一緒に、目標を達成しましょう。

子どもたちに 輝く未来を引き継ぎましょう。

株式会社サイオンアカデミー
代表取締役 神野美穂