昨日も書きましたが、11月も下旬となりました。
そろそろ、今年を振り返り、また、来年のことを考える時期ですね。

会社には、「決算」があります。
これは会社は「継続企業の前提」(going concern)に基づいて運営されるからです。
解散を前提としていない以上、何らかの区切りで

「財産はどれくらいあるのか?」⇒貸借対照表
「果たして、儲かっているのか?」⇒損益計算書
「お金は回っているのか?」⇒キャッシュフロー計算書
を検討しなければなりませんよね。

では、個人にとってはどうでしょうか。
やはり、このような区切りが必要でしょう。
それが「1月~12月」であったり「4月~3月」であったりします。

日本の場合、大人にとっては「1月~12月」、
子どもにとっては「4月~3月」が適切ですね。

このズレが、クセモノだなぁとおもうことがあります。
家族は、一つのチームです。
同時に考えられれば良いのですが、なかなかそうもいかない・・・。
子どもが産まれてからの悩みの一つです。

いっとき、

「子どもに合わせて、個人的に、4月スタートにしたらどうかな?」

と考えていた時期もありますが、やはり難しかったです。
年末調整や確定申告といった法律上の制約もありますし、
何より、個人的にスタート時期をずらすと

「流れに乗る」

ことが難しくなる気がします。
年賀状に始まり、年始の雰囲気があり、あっという間に過ぎる2月、決算が多い3月と月を重ねるスピード感。
大人には大人の世界がありますから、それに乗っていくこともやはり大事ですね。

…と言うわけで、『働く母』の年末年始はどうにもすっきりしない感じがあります。
しかし、いずれにしても、会社と同じように、家庭にとっても「1年間」というサイクルは大事。
日々を充実させるためにも、計画を立てることが必要です。

先述したとおり、子どもの暦が4月スタートであるため、「育児」「教育」について、年始に全て決めることは難しいです。
けれど「家事」に関してはある程度、年始に決めてしまうことが可能です。

我が家では、月別にテーマを決めて、一年間ですべきことをローテーションします。

※注:予定通りに行かないことも多々、多々あります!!!

例えば、健康・美容関係では…

美容院は奇数月に私、偶数月にオット。
5月と11月に一家全員で歯科検診。
8月にオット、2月に私の健康診断。

たまに必要な家事も計画的に…

1月は年賀状整理(夫婦)。
2月は年度決算(私)

…といった感じ。

季節もよく考え、
3月は庭の大掃除(私)
6月は洗濯機のカビ取り(オット)

などと担当者とテーマを決めています。

それから、月ごとに重点的に整理整頓&徹底掃除する場所(部屋)も決めます。

進級を控えた3月は子供部屋
虫が増える夏を前にした7月はキッチン
夏にカビやちびっこの泥で汚れたバスルームは9月…

といった感じ。

家事にかける時間は増やさず、「家事に追われている」感じを減らしたい、という意図です。

たまには、飛ばしてしまってもいいんです。
とりあえず、基準となる計画を立てておく!ということが重要です。

「家事は妻にまかせっきり」

という男性の皆さん。
奥さんは、このようなことを日々考えて、家のことを回してくれているかもしれませんよ!
会社にも決算や繁忙期があるように、家事や育児にもリズムがあること。
少しだけ意識して、見守ったり、手助けをされてはいかがでしょうか?

家事には、仕事以上に、「季節」が関係してきます。
家事をする男性は、仕事でも、あらゆる変化に敏感になれるかもしれませんね。

・・・そして、日々、そのような変化にさらされている『働く母』たち。
否応なく鍛えられ、何事にも動じない力を身に付けられるようになるのは当然です。
『働く母』のパワーを生かせば、日本はさらに元気になると、私は信じています!