皆さん、こんにちは。
㈱サイオンアカデミーの代表、神野美穂(こうのみほ)です。
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私は、二つの大きな役割を担う個人です。
一つは、二児の母としての生活者の立場。
もう一つは、公認会計士として働くビジネスパーソンとしての立場。
どちらも、私にとっては欠かすことのない立場です。
この二つの視点を合わせて世の中を見ていると、感じることが多々あります。
それを、このブログに綴って行こうと思います。
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あっという間に2014年も過ぎて、11月も下旬となりました。
秋も深まり、木々の紅葉も見ごろですね。
私は、7年ほど前から東京郊外の小さな一軒家に住んでいます。
一軒家なので、庭があります。
さほど広くない庭なのですが、働く主婦にとって、手入れはなかなかの負担です。
ガーデニングの経験が全くなかった私は、しばらくは大変でした。
手を変え、品を変えての工夫を経て、少しずつガーデニングを楽しめるようになりました。
その経緯は、また別の機会に・・・。
今日、書かせていただくのは
「仕込み」についてです。
10月末頃、私は、コストコに行って大量の球根を買ってきました。
チューリップとヒヤシンス。それぞれ、50個と30個も入ったものです。
それから、タイミングを見ては、子どもと一緒に球根を植えていました。
けれど、11月は弊社にとって繁忙期。
なかなか全てを植えることが出来ないまま、11月も下旬に・・・。
気ばかり焦って、なかなか作業できない日が続いていました。
けれど、勤労感謝の日を含む三連休。
何とか全ての球根を植えることが出来ました!
ホッと一安心です。
球根は、「落葉樹の葉が落ちるまでに」植えるべし、と言います。
これで、来年の春には庭にたくさんの花が咲くことでしょう。
ガーデニングは、とても頭を使う趣味だと思います。
ひとつのゴールが「春に、お花いっぱいのお庭にする」だとします。
すると、その準備は、半年前の秋から始まるのです。
・タイミングを見て、球根を調達する。
・夏に植えていた一年草を根から抜き、肥料などをやって土を良い状態にする。
・球根を植え、その場所を忘れないように印をつける。
・芽が出るのは春なので、春までの庭をにぎやかにするような植物(パンジーなど)を植える
順番は多少前後してもいいのですが、これらの作業を秋にする必要があります。
私のように働いていると、休日にこれらの作業をしなければなりません。
球根を植えるのに良い11月ともなると、朝明るくなるのは6時過ぎです。
「早起きしてやればいい」というわけにはいきません。
また、「この日に作業しよう」と決めていたとしても、雨が降れば日程変更です。
ですから
「春に、お花いっぱいのお庭にする」
という単純に見えるミッションを遂行するのは、以外に大変です。
また、ただ花がいっぱいになれば良いというものでもないでしょう。
花の高さ、色合いなども想像しながら植えなければなりません。
コントラストを楽しむ?それとも、淡い色合いのグラデーションがいいかな?
色々考えながら仕込みをするのは、難しいながら、楽しい作業でもあります。
加えて、植物は生き物ですから、こちらが思った通りになるわけではありません。
これから、冬に向けて、いったん気温が下がり、そして上がる。
雨が降って水がしみこむ。
それらを経て、やっと芽が出て、花が咲くのです。
つくづく、仕事と同じだなぁと思います。
1年間の流れを、経験や学習からつかむ。
タイミングを見て、仕込みをする。
結果から学び、また翌年につなげる・・・。
毎年、全体に一年草を植えるのが難しければ、多年草を植えるのも良いです。
庭に合ったものであれば、放っておいても咲いてくれるからです。
これは、仕事で言えば顧問契約のようなものでしょうか?
庭を持って7年がたって、やっと、来年の春をイメージして動けるようになりました。
また、天気予報を見て「雨の前日の晴天の日」に球根や苗を植えることで水遣りの手間を省く、といった技術も身に付きました。
写真は、去年、同様にコストコで球根を植えて育てたチューリップです。
大きな花をたくさん、咲かせてくれました。
弊社は設立して、まだ2年目です。
まだまだ試行錯誤が多く、たくさんの苗や芽を枯らしてしまう段階・・・。
でも、辛抱強く「花を咲かせる」「お客様に喜んでいただく」ための努力を積み重ねたいと思います。
12月は、研修や新規企画の閑散期。
弊社の下半期の計画を、じっくり練りなおそうと思います。